
以前は、大手電気メーカーで20年ほど仕入れの仕事に携わっていました。会社を辞めて独立を決意した時、目指したのは「自分自身が成長できて、なおかつ誰かの役に立てる仕事」をしたい、ということでしたね。特にこだわったのは、メーカー時代に培った仕入れと販売の経験を直接活かせること、そして何より多くの営業経験、私自身の言葉で言えば『打席に立つ』機会がたくさんあることでした。
実は、既に不動産の仲介事業なども手がけてはいたのですが、そちらは成約までのスパンが長かったりして成約の頻度が少なく、より多くの営業経験を積むという点が不十分でした。その点、買取事業なら、お客様のご来店も多く、日々多くの商談機会がありますから、まさに私の求めていた条件にぴったりでした。数多くの経験を積むことで、自分自身の成長スピードを加速させたかった、という想いが強かったですね。
いくつかある買取フランチャイズの中で、最終的に『おたからや』を選んだ一番の決め手は、「自由度の高さ」です。本部が仕入れから販売価格まで全てを管理するようなフランチャイズモデルには、正直言って少し疑問を感じていました。自分で仕入れ値を交渉し、自分で販売戦略を立てて価格を決める。その自由な裁量こそが、経営者としての介在価値であり、この仕事の醍醐味だと私は考えていますから。